『村雨』の由来
「太閤立志伝5」に登場する刀剣アイテムの中で、中国の名剣『莫耶』に次いで、No.2の威力を誇る『村雨』(むらさめ)ですが、なぜ小田原の素浪人・足利義氏なる男が所持しているのか、つねづね不思議に思っていたので、調べてみました。
結論から言うと、江戸時代後期の読本『南総里見八犬伝』がベースとなっているようです。
そもそも『村雨』は架空の刀であり、物語の中では鎌倉公方足利家に伝わる宝とされていましたが、足利持氏一族が滅亡した際に、足利家の近習の手に渡り、その孫であった犬塚信乃(八犬士の一人)が所持することになりました。
さまざまな紆余曲折を経て、信乃が、持氏の子・足利成氏に『村雨』を献上したことで、ようやくこの刀は足利家の手に戻り、その後、初代古河公方(こがくぼう)である成氏から第5代の足利義氏に伝わったということだと思われます。
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