第9回 刀系全秘技修得
1563(永禄6)年1月22日。
椿桜花
「な、なんと…!」
忍者
「主家を凌ぐ勢力を持った後藤賢豊殿を殺める事で、家臣団の掌握を図った模様ですが、永田・三上・池田・進藤・平井ら重臣は観音寺を退去し離反した由!」
椿桜花
「これまでの六角義治殿のまつりごとの帰趨からすれば、主家への信頼を失うも無理はありませんが…」
その後、蒲生定秀らの調停により事態はひとまず収拾されるが、六角家と家臣団との関係は激変…
1月23日から再び納屋助三衛門のもとで弁舌修業。
4月11日。
忍者
「斎藤龍興は織田信長に降伏するも、放逐されて長良川を下った模様。斎藤家は滅亡しました」
椿桜花
「織田信長か…しばらく前までうつけと評判だった男が美濃を手に入れるとは…」
次は旅人からの情報。
椿桜花
「そう。居城を清洲から稲葉山に…もしや、上洛でも狙っているのかしら」
さらに…
忍者
「一日も早く上洛したい義昭さまには、なかなか腰を上げようとしない朝倉義景殿は頼りがいのない人物と映ったようで…」
忍者
「それが…義昭さまは稲葉山の織田信長に接近を図っている模様。朝倉家の家臣であった明智光秀と申す者が間を取り持っていたようでございます。すでに光秀自身も織田家の配下となっており、義昭さまが稲葉山に移動するのも時間の問題と思われます」
結局…
さて、そろそろ剣の道に区切りをつけましょう。上泉信綱に弟子入りすべく上州・厩橋へ。
椿桜花
「岐阜ですって? 一体どういう意味なの?」
旅人
「わたしには難しくてよくわかりませんが…なんでも唐の故事に倣って天下統一を目指すということだそうです」
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